2016年11月16日

本当に素敵な場所には、旗なんて立っていないものだ。でも、旗の立っている場所にだって、ときどき素敵なものはある。

ちょっと気になるのは、場所を示す目印でしかない旗そのものに気をとられている人たちだ。場所という観念をあまり理解せず、旗ばかりをありがたがっている。

そんな人のために、何もない場所に旗だけを立てる人もいて、そういう旗に限ってよく目立つ。そしていつしか、旗そのものを眺めるのが当たり前になったらしい。
posted by オオタ at 18:10 | 雑文 | 更新情報をチェックする

2016年11月15日

ガーリー

その昔、「ガーリー」という言葉を初めて知った数分後、ライブハウスで、ガーリーと言えばガーリーな女性ネオアコデュオによる「ガーリック」という曲を聴いてしまったので、この言葉の脳へのインプット具合がエラー気味だ。
posted by オオタ at 21:23 | 雑文 | 更新情報をチェックする

2016年11月07日

身の回りの植物

札幌はしっかり雪景色。この時季にここまで雪が積もったのは20年ぶりとか、そんな話を聞いた。

この秋はセイタカアワダチソウの勢いが衰えたような気がする。「少ないな」とは思っていたが、セイタカアワダチソウの時季をはっきり認識しているわけではないので、「いや、これからなのかも知れない」なんて思っていたら、この積雪で秋が終わった。

子供の頃は、セイタカアワダチソウを一切見かけなかった。明治頃に西日本に入った外来種で、徐々に東へ北へと勢力を拡大してきたとされるので、津軽海峡を越えるのに時間がかかったのかも知れない。札幌でも目立ち始めたのはわりと最近のことで、「いつから?」と言われてもよくわからないが「いつの間にかこんなに…」と気づいたのは数年前のこと。

うろ覚えだが、このセイタカアワダチソウは、植物にとって毒となる成分を生成することによって、周りの地面から他の植物を駆逐し、急速に勢力を広げるとのこと。そしてやがて、自らもその毒にやられて衰え、再び他の植物(主にススキ)に地面を奪われていくそうだ。関東ではセイタカアワダチソウが減り始めていると聞いたのが少し前、そろそろここも、その段階に突入したようだ。

植物の栄枯盛衰というのは、もっと壮大な時間単位でしか見られないものかと思っていたが、案外あっけない。

そう言えば、子供の頃に遊んだ空き地や公園の地面には、もっとオオバコが多かったような気がする。オオバコは、たぶん初めて図鑑で名前を調べた植物なので、目に入ると心の中で「あっ、オオバコだ」と思う程度には気になっている。しかし、最近は見かけた記憶がない。植生は、思っているよりも短い時間で変わるのかも知れない。

昔の写真を見ると、まるで空気が違うように感じることがある。カメラから違うんだから、雰囲気が違うのは当たり前だが、産業や人々の生活に加え、気候や植生まで違うとなれば、写真に写るかどうかはともかく、空気の匂いなんかも違うんだろうなと思う。そしてきっと、当時の空気の匂いは、記録も保存もされていない。その時に息をしていた人々の、曖昧で薄い記憶の中にだけ、片鱗が眠っている。
posted by オオタ at 21:50 | 雑文 | 更新情報をチェックする

2016年11月05日

飽和水蒸気量

この時季としては珍しい雪景色になった。でもいま降っているのは小雨。そして部屋は乾燥している。

雨なのに部屋が乾燥しているのは納得がいかない。これは「冷たい空気の飽和水蒸気量の低さ」のせいだ。

ここで「おのれ! 冷たい空気の飽和水蒸気量の低さめ!」と、あまりに漠然とした対象に不満を向けるほどバカではない。しかし、冷静かつ理論的に考えると、空気にはガッツが足りないと思うので、雨の日ぐらいもう少しがんばって欲しい。
posted by オオタ at 17:49 | 雑文 | 更新情報をチェックする

2016年11月04日

砂場の底

まだ小さな頃、暇を持て余した僕とN君は、砂場の底をこの目で見てみることにした。「これは壮大な事業だ」と覚悟を決めて掘り始めたのだが、ほんの30センチほどでコンクリートの底にぶつかり、拍子抜けしてしまった。

N君は「こんなの子供だましだ!」と言い放ったが、今思うと、子供しか使わない砂場なので、子供だましで何の問題もないし、子供が言う台詞でもない。

先日地下鉄の中で、スマホゲームに向かって「子供だましだ!」と言っている人を見かけて「スコップの先がコンクリートに当たる感触」と共に、この記憶が蘇った。そして「この場合の子供ってなんだろう」と思った。
posted by オオタ at 23:04 | 雑文 | 更新情報をチェックする

2016年10月19日

一瞬の高ぶり

歩きながらなんとなく見ていた星が、みるみる明さを増し、星としてはありえないぐらいの明るさになった。

なになになに? 超新星爆発!? 明らかにベテルギウスではないけど、超新星爆発なの!? うわー! 超新星爆発だったらすごい!

そう思っていたら、10秒ほどで元の明るさに戻り、やがて消えていった。超新星爆発が10秒で収束するとは思えない。ただの航空機かUFOだろう。超新星爆発と比べたら、航空機もUFOも似たようなものだ。
posted by オオタ at 17:35 | 雑文 | 更新情報をチェックする

2016年10月08日

幻のお菓子

むかしむかし、友達が作ったパウンドケーキの失敗作は、焼く前の生餅を少し柔らかくしたような食感で、味はカスタードクリームのようだった。

最近、その味を時々思い出して食べたくなったりもするが、あれを再現するのは大変だろう。あと、かなりむかしの話なので、味の記憶が美化されているかも知れない。
posted by オオタ at 21:06 | 雑文 | 更新情報をチェックする